「before」と「in front of」の違い
「before」と「in front of」はどう違うのか?
「before」と「in front of」はどちらも「~の前に」という意味ですが、その違いを理解していますか?
この二つは、英語表現の中でも日本人が誤用するケースが多いフレーズなのだそうです。
二つの違いを理解するために、「before」と「in front of」それぞれが持つ意味やイメージを確認していきたいと思います。
「before」の意味とイメージ
前置詞「before」は、「~の前に」という意味ですが、位置関係ではなく順序関係(時間的、順番)に力点が置かれています。
- before dinner(夕食の前)
- the one just before(一つ手前)
「in front of」の意味とイメージ
一方、「in front of」は物理的な場所を示す「前」を意味します。
- The store is in front of that building.(「before that building」とは言わない。)
ただし、「~の目の前で」という表現は「before one's eyes」という言い方をするなど、数は多くないですが例外的な使い方はあります。
「before」と「in front of」の違い
まとめると、「before」は順序関係、「in front of」は位置関係の「前」を表すという違いがあります。
ですので、それぞれの対義語は、
- before ←→ after
- in front of ←→ behind
になります。間違えないように気を付けてください。