東大式英語勉強法《独学英会話》

東大出身者によるオンライン英会話の比較、ランキング作成や英語勉強法の評価

日本人が英語の勉強に対して持っている3つの誤解

なぜ伝統的な英語の勉強は効果が出ないのか

通信技術やテクノロジーが目覚ましい進歩を遂げている現代でも、日本では、まだ昔からの英語の勉強法に依存しています。

学校の英語教師は、文部科学省が作る学習指導要領に沿ったカリキュラムで生徒に教えなければなりません。

それは、非常に伝統的で効果のない英語の学習方法、つまり、文法と語彙の完成に重点を置いています。

今日は、このような時代遅れの英語の学習方法の中に根付いてしまっている3つの誤解について書きたいと思います。

 

誤解1:文法は完璧でなければならない

これはおそらく英語を話すことを学ぶ上で最大の神話とも言うべき勘違いです。

学校での英語教育は、生徒の頭脳に数千もの文法規則を叩き込み、生徒の心に大きな障壁を作り出しています。

世界中の多くの研究で示されているように、文法を習得して言語の流れを直感的に理解しようとする生徒のほとんどは、自信がないので悲惨に失敗したり、あきらめたりします。

私達が母国語である日本語をどのようにして覚えたか考えてみましょう。私達は、世界のすべての文法を学ぶことから始めましたか、それとも話すことから始めましたか?

英語の学習を始めるときも同じアプローチが適用されます。私達が英語で会話をする習慣を持てば、それまでに学んだ文法のルールがほとんど意味をなさないようになります。

このため、近年の英会話プログラムは、英語で会話することを重視するアプローチが主流です。

誤解2:英語を流暢に話には多くの単語を暗記する必要がある

二つ目の大きな誤解は、英語を話すスキルを向上させるためには、多くの新しい単語を暗記することが必要であるということです。

英語は何百万もの言葉で構成されている言語ですが、実際の英会話の約8割は、約2割の英単語しか使っていません。

だからこそ、新しい単語をたくさん覚えることに時間を費やすのではなく、知っている単語を使ってできるだけ多くの時間を実際の英会話に使う方がいいのです。

そうすることによって、活きた語彙が自分の中に少しずつ定着していくのです。使われ方の分からない死んだ英単語をいくつ覚えても、実際の英会話では何の役にも立ちません。

 

誤解3:大人になってから英会話をマスターすることはできない

正しいアプローチをすれば、大人の英語力を向上させることは絶対に可能です。

しかし、日本では英語に対して間違ったアプローチがされているため、この誤解が未だに根強く残っています。

仕事をしているか研究しているかにかかわらず、英語を話す国で数年住んでいる人を考えてください。

その人は、頭が良かろうが悪かろうが、英語力がはるかに向上するでしょう。発音を改善し、より明確に話し、より流暢になるでしょう。

その人が海外にいるときに、正式に英語を勉強したかどうか尋ねると、ほとんどの場合、そうでなかったことがわかります。

これは、英語を話す国に住むことで、何千もの実生活の会話を英語で行うことにより、母国語から翻訳するのではなく、「英語で考える」ようになるためです。

 

では、具体的には何をすればいいのか?

日本人が英語の勉強に対して持っている誤解について紹介しましたが、では、「具体的には何をすればいいのか?」という疑問にぶつかります。

結論から言えば、高校卒業程度の英文法を学んでいるのであれば、とにかく「人と話す」ことに力を入れるべきです。

「人と話す」という行為には、「聞く」「考える」「イメージする」「話す」という言語を身につけるのに必要な要素が全て含まれているからです。

どうやって英語を話す機会を手に入れるか?

それでは、日本に住む私達が英語を話す機会を手に入れるにはどのような方法があるのでしょうか?

考えられるのは、次のような方法です。

  1. 海外に留学する
  2. 英会話教室に通う
  3. ネイティブの友達を作る
  4. オンライン英会話を利用する

時間とお金があるのであれば、ぜひ1.の留学をオススメします。これが一番確実ですし、100%英語の環境に身を置くことができます。

留学ができない場合、英会話教室に通うことが次の選択肢になってきますが、この方法が、実は、一番中途半端で、途中でやめてしまうリスクが高く、しかも費用も高くなります。自分の都合と教室の都合が合わなければ通えないからです。しかも、教室にいる少ない講師とウマが合わなければやめるしかありません。

3.の「ネイティブの友達を作る」は、無料でできるオススメの方法です。世界中の人と繋がれる「InterPals(インターパルズ)」なんかは、ネイティブの友達を作るのに最適なサイトです。ただ、費用はかからない分、友達は先生ではないため、手取り足取り英会話を教えてくれるわけではないことや、相手にも日本語を教えてあげるパターンが多いことなどがデメリットとしてはあります。

最後のオンライン英会話は、経済的で継続もしやすいのでオススメの方法です。今は、通信技術の進歩で世界中といつでも繋がることができるため、オンライン英会話サービスはかなり使いやすくなっています。

また、日本よりも人件費の安い国の方を講師として採用することで、毎日受講しても月数千円のレベルの料金に収まります。しかも、ほとんどのサービスで無料体験が複数回受けることができますので、実際に体験してから利用できることもメリットとしてはかなり大きいです。

このブログでも、20ものランキングサイトの順位をポイント化した「最強のオンライン英会話ランキング」を作りましたので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

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