東大式英語勉強法《独学英会話》

東大出身者によるオンライン英会話の比較、ランキング作成や英語勉強法の評価

ネイティブキャンプは格安すぎて絶対に赤字だと思うので計算してみた①(NativeCamp)

ネイティブキャンプ(NativeCamp)の料金体系は「レッスン受け放題」

格安オンライン英会話のネイティブキャンプ(NativeCamp)は、月額6,480円(10%税込)で「レッスンが受け放題」という料金体系になっています。

「レッスン受け放題」というのは、「1回25分のオンラインレッスンを1日に何回受けても良い」ということです。

同じようにオンライン英会話のレッスンを提供している「DMM英会話」や「レアジョブ英会話(RareJob)」のほぼ同額のプランでは「1日1レッスン25分」になっています。

  • DMM英会話:1日1レッスン 6,480円
  • レアジョブ英会話:1日1レッスン 6,380円
  • ネイティブキャンプ:受け放題 6,480円

レストランで例えるなら、DMM英会話やレアジョブ英会話は、料理を「1皿1,000円」で提供しているところをネイティブキャンプは「何皿食べても1,000円」で提供しているのと同じです。

ということは、「DMM英会話やレアジョブ英会話がぼったくっている」か、「ネイティブキャンプが赤字になっている」かのどちらかになっているはずです。

私は絶対に後者(「ネイティブキャンプが赤字になっている」)だと思っていますので、その理由を説明してみます。

ちなみに「食べ放題」が儲かる仕組みはどうなっているのか

ネイティブキャンプのことを考える前に、焼肉やバイキングなどの「食べ放題」がどうして儲かるのか、結論だけをご紹介します。

  1. まず、レストランなど料理を提供する店の料金は、材料費などの「変動費」よりも人件費や賃料などの「固定費」の割合が大きい
  2. お客さんが食べ放題でたくさん食べても増えるのは「変動費」だけで「固定費」は増えない
  3. 「食べ放題」につられてお客さんがたくさん来てくれれば、「固定費」を支払ってくれるお客さんが増える
  4. しかも、料金は通常のレストランよりも高く設定されている
  5. さらに、バイキング方式などでは「料理を運ぶ人件費」「お客さんの注文に応じて料理を作る手間」などの経費も削減できる
  6. そうすることで、「利益が出るのに必要な客数」により早く到達し、到達以降はずっと店の利益が大きくなる

こんな感じです。つまり、「食べ放題」にすることによって、店が元々持っているキャパシティ(収容能力)を埋め、それにより固定費という赤字を早めに解消しているわけです。

では、オンライン英会話で同じことができるか?

オンライン英会話においては、固定費は「講師の人件費」になります。もちろんオフィスの賃料なども固定費になりますが、そこにお客さんが来るわけではないため、必要最小限の面積で十分です。そのため、固定費のほとんどは「講師の人件費」になるわけです。

では、レストランと同じように考えると、講師が元々持っているキャパシティを埋めることで、講師の人件費という赤字を早めに解消すれば利益が出そうです。

しかし、レストランが儲かるには「料金は通常のレストランよりも高く設定されている」ことが一つの条件になっていますが、ネイティブキャンプの場合はここが違います。

なぜならば、ネイティブキャンプは「1皿(1レッスン)の料金で食べ放題(受け放題)のサービスを提供」してしまっているのです。

なので、ネイティブキャンプは受け放題のサービスでたくさん客(受講生)が集まっても、客(受講生)はそれに見合った料金を支払っていませんので、講師の人件費という固定費(赤字)がいつまで経っても解消されない仕組みになっているはずです。

そのため、「ネイティブキャンプは絶対に赤字だ」と私は確信しています。

そして、「近いうちに必ず料金が値上げされる」と予測しています。

これはほぼ間違いがありませんので、ネイティブキャンプで安い料金のままレッスンを受けまくるのであれば、早めに入会しておいた方が良いと思います。

私は、消費税が増税されるタイミングなどは便乗値上げがしやすく、非常に怪しいとにらんでいます。

今度、近いうちに、フィリピンの人件費などの情報も加えて、ネイティブキャンプの赤字(勝手に決めつけてごめんなさい。)に関する2つ目の記事をアップしようと思っています。

そのときまで、どうか値上げしませんように・・・。

 

≪2019年10月1日追記≫
消費税が10%に上がるタイミング(2019年10月1日)で便乗値上げ(5,950円→6,480円)されました・・・。

 

2つ目の記事はこちら↓

todai-eigo.hatenablog.com